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執筆者の写真Shoichi Aoyama

ひたすら体験レポ…(第20,21回)

ん〜、なかなか体験レポが捗りません… 暇を見つけては書かねば… あれこれとやりたい事、やるべき事が多過ぎてもう1人自分がいればなあと最近良く思います。 サンタさん、いい子にしてるのでもう1人の自分を…

さて、今回は初夏に行われた暗室体験の様子をご紹介します。 時間差がとんでもない事になっていますが、地道に書き続けようと思います。

ちょい長めです!

【6/25 第20回目】

この回はなかなか刺激的でした笑 平日開催で男女1名ずつの2名参加。 女性は元からの知り合いでハッセルユーザー。 もう1名の男性は初めましてのお方。中判が使いたいけれど露出の事とかはっきりわからないとの事でしたので、絞り優先AEが使えるEC-TL(BRONICA)をお貸ししました!

女性参加者さんが遅れるとの事でしたので、先にラボに行き談笑。 10分程で意気投合し、今度一緒に何か作ろう!と言う話に。 撮りに行こうとかは気軽に言えますが、一緒に何かを作るという事に対してこんなにもスムーズにお応え出来たのはとても稀なケースです。

彼がラボに来てくれたのは名前が良かったからとの事で、アマチュア精神を忘れずにやっていきたいね。と言っていたのが印象的でした。 暗室を探していた所、なんか面白そうな場所、覗いてみよう。てな感じだったそうな笑。

その後女性参加者さんも合流し、撮影~暗室まで滞りなく、その楽しさや魅力を存分にお伝え出来ました!

ハッセルを久しぶりに使ったとの事でしたが、折角のいいカメラなのでもっとばしばし使ってあげて欲しいです!

たまに一緒に写真を撮りにいったりもするので、またそのうちお会いしましょう!!

今回も大きなミスなく、暗室でもしっかりプリントが出来ました! 暗室の魅力をお伝え出来たかと思います^^

因に男性参加者はNYでVogueなどのファッション紙でアートディレクターとして活動し、有名ブランドの広告制作等していたそうです。

昨年から写真を撮り始め、日本での活動開始の足がかりとして、とある公募展(3度の審査、最終は公開審査)に参加し、キャリアのある有名写真家さんの賞をいただいたそうな…

自分なんかからすると、完全にポカーンとしてしまう経歴なんですけど、すごくフレンドリーな人でした。 NYでのマガジンに関する仕事の回し方や、写真を消費する側の意識の違い、日本でアシスタントの誘いを断り1人で活動する事にした理由などを聞けて、とても刺激的でした。

後日ギリシャのアートファッション紙に納品する写真を自分にオーダーしてくれました。

フィルムの現像と暗室でのプリントをしたのですが、セレクトの感覚がとても鋭くて驚きました。 スパッと2,3コマを選び、細かなオーダーを受けながら少しずつ仕上げていきました。 初めての経験だったので上手くいかない部分もありましたが、とても勉強になりましたし、最終的にはきちんと仕上げる事が出来ました!

こうして晴れてプリンターとして世界デビューを果たしましたよ…笑 (大げさ)

【7/12 第21回】

隔週定期の土曜日に開催しました! 3名の参加者さんが来てくださいましたー。 ありがとうございました!

この日はお天気も良く、なかなかの写真日和でした^^ みなさん共通して写真が好きなので、打ち解けるのに時間がかからないんですよね、とても喜ばしい!!

いつものように雑司が谷をふらふらと。 レンタルはBEONICA EC-TL, NIKON FE, OLYMPUS OM2-SPでした。 最近FEの調子が悪いんですよね…どうにかしなくては… 寒くなってくると古いAEは少しヒヤヒヤします;


暗室体験で始めてモノクロフィルムをお使いになる方が結構多いのですが、撮影時にカラーとは意識するポイントが違うのです。 全てが白と黒で再現されるので、気をつけなきゃいけない事があります。 ほんの一例ですが、背景が深い緑でその中に咲いている赤い花… カラーの感覚で捉えると補色の関係という事もあり、花が浮かび上がる印象かと思います。しかしながら、モノクロ変換すると濃いグレートと少し薄めのグレーといった感じになってしまいます。 何色の物にどの程度光が当たっているかを意識する必要があります。 慣れない感覚なので、多くの方がイメージした物と違う結果になってしまうようです。 輝度の感覚が身に付くと、モノクロでもイメージ通りの写真を撮る事が出来るかと思います。

フィルム現像、暗室作業共に楽しくスムーズに体験して頂けました。 どういうモノかを体験する為の機会ですので、これを機に自家現像に挑戦したり暗室で写真を焼き始めてもらえるととても嬉しいです^^

ぜひまた遊びにいらして下さい!!

という事で、今回はこの辺で! 年内に追いつくのは無理そうです笑 でも開催した体験に関するレポートは地道に書いていきまーす。

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